16日、現地時間10月7日(日)に仏・ロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(仏G1・芝2400m)出走に向け、輸出検疫のため美浦トレセンに入厩しているメイショウサムソン(牡4、栗東・高橋成忠厩舎)陣営がコメントを発表した。 【高橋義忠助手】 今朝は坂路を軽く1本。その後、ウッドコースを流す程度の調教でした。環境訓致が主でしたが、全体的にはうまくいったと思います。栗東では1頭だと立ち止まったりすることがあるが、帯同馬が一緒だからか、スムーズでした。 インフルエンザの件に関しては、農水省の判断を待つしかありません。
JRAは16日、美浦・栗東の両トレーニングセンターで馬インフルエンザに罹患した疑いのある馬が確認されたことを発表した。 開催競馬場に滞在している馬や、JRAの他施設では馬インフルエンザに感染した疑いのある馬は確認されていない。 なお、馬の移動については現在見合わされており、監督官庁との協議が整うまでは再開されない見通し。18日、19日の競馬開催については16日中にJRAから発表される予定となっている。 馬インフルエンザとは、鳥インフルエンザや人間のインフルエンザとは違うウイルスによるもので、高熱や鼻水、咳と言った症状を発症する病気。馬から馬へは感染するが、人間や他の動物には感染しない。現在は、全ての競走馬に対してワクチンが接種されている。
7日に蹄球炎が判明したウオッカ(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)が、10月7日に仏・ロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(仏G1・芝2400m)への挑戦を正式に断念することがわかった。 8日朝に角居調教師が正式に発表。症状はそれほど重いものではなかったが、4日間調教を休んだことで調整に狂いが生じたことなどから、万全の状態で調整できないと判断。オーナーらと協議の結果、決断が下された。秋は国内のレースを目標に調整される。 【角居調教師のコメント】 「8月2日(木)の調教後、右後肢に蹄球炎が認められた。(自分は)フランスで下見中だったので、自分の目で確認が出来なかった。症状は軽く、2日くらいで治まったが、4〜5日馬房から出しておらず、身体が緩んでいる状態にあり、これから無理に調教しても、検疫や輸送などで足りない部分が出てくるだろうから、中途半端な状態では行かせたくない。また、この馬には沢山のファンが期待
03年に牝馬3冠を達成したスティルインラブ(牝7)が2日午前7時、小腸の腸重積のため、繋養されていた北海道日高町の下河辺牧場で死亡した。 同馬は7月25日に急激な腹痛を起こしたため、三石のNOSAI日高三石家畜診療センターにて診察。小腸ねん転と診断され、開腹手術がなされたが、28日に再び腹痛を起こし2度目の手術。その後順調に回復していたが、1日20時頃に三たび腹痛を起こし、2度の手術で体力も落ちており、残念ながら永眠した。 同馬は父サンデーサイレンス、母ブラダマンテ(その父Roberto)という血統。半兄に96年ラジオたんぱ賞(GIII)を制したビッグバイアモン(父バイアモン)、従妹に今年のオークス(GI)を勝ったローブデコルテ(牝3、栗東・松元茂樹厩舎)がいる。 02年11月のデビュー戦(阪神・芝1400m)、紅梅S(OP)と2連勝し、03年チューリップ賞(GIII)2着から臨んだ桜花賞
腱の故障のため、年内の出走が見送られていた昨年の凱旋門賞馬レイルリンク Rail Link(牡4、仏・A.ファーブル厩舎)が、このまま引退することがわかった。来年から種牡馬入りする予定だが、詳細は未定。 同馬は、父Dansili、母Docklands(その父Theatrical)という血統の英国産馬。06年4月のデビューから3戦目で勝ち上がると、リス賞(仏G3)、パリ大賞典(仏G1)、ニエル賞(仏G2)と連勝。日本からディープインパクトが出走(3位入線失格)した凱旋門賞(仏G1)まで5連勝を飾り、昨年度の仏年度代表馬に輝いた。それ以降レースへの出走はなく、今年は9月16日に行われるフォワ賞(仏G2)からの復帰が予定されていた。通算成績7戦5勝(重賞4勝)。
21日、小倉12R・有明特別(芝1200m)でヒシワンスモア(牝4、栗東・佐山優厩舎)が優勝。騎乗していた武豊騎手(38、栗東・フリー)は、JRA通算勝利数を2944としてJRA歴代最多勝記録を更新した。 なお、これまでのJRA最多勝記録は岡部幸雄元騎手の持っていた2943勝(18591戦目、デビューから37年10か月)。武豊騎手はこの記録をデビューから20年4か月、14104回目の騎乗で越えた。 武豊騎手は、69年3月15日生まれ、京都府出身。父は騎手時代に1163勝を挙げた武邦彦調教師。87年3月1日にデビューし、同年に初重賞となった京都大賞典(GII、トウカイローマン)など69勝を挙げ、加賀武見元騎手の持つ新人年間最多勝記録(58勝)を27年ぶりに更新した。88年菊花賞(スーパークリーク)でGI初制覇を果たすと、その後も全国リーディングに16回輝くなど、数々の記録を塗り替えてきた。ま
91年の安田記念(GI)、スプリンターズS(GI)を勝ったダイイチルビー(牝20)が4月26日に、北海道新ひだか町のダイイチ牧場で蹄葉炎のため死亡していたことがわかった。 ダイイチルビーは父トウショウボーイ、母が80年桜花賞、エリザベス女王杯を制したハギノトップレディ(その父サンシー)という血統。叔父にハギノカムイオー(宝塚記念)、甥にマイネルセレクト(JBCスプリント-交流GI)がおり、祖母イットーから広がる牝系は“華麗なる一族”と呼ばれている。 90年2月にデビュー。デビューから2連勝してオークス(GI)にも出走(5着)したが、本格化したのは4歳時。京都牝馬特別(GIII)で重賞初制覇を果たすと、京王杯SC(GII)、安田記念を連勝。暮れにはスプリンターズSも勝ち、最優秀4歳以上牝馬、最優秀スプリンターに選出された。翌年の安田記念(15着)を最後に引退。通算成績18戦6勝(重賞4勝)。
内国産種牡馬として活躍したメジロライアン(牡20)が4日、種牡馬として過ごした新ひだか町アロースタッドを退厩。生まれ故郷の洞爺湖町・メジロ牧場へ移動した。今後は功労馬として同牧場で過ごすことになる。 メジロライアンは父アンバーシャダイ、母はJRA3勝のメジロチェイサー(その父メジロサンマン)。半姉にメジロフルマー(日経賞-GII、目黒記念-GII、父ロンバード)、メジロアニタ(京都大障害・春、父メジロエスパーダ)がいる血統。 90年弥生賞(GII)で重賞初制覇。皐月賞(GI)3着、日本ダービー(GI)2着、菊花賞(GI)3着とクラシックレースには勝てなかったが、91年宝塚記念(GI)を制すなど通算19戦7勝(重賞4勝)の成績を残した。 引退後、総額2億4000万円のシンジケートが組まれ、93年から新ひだか町のアロースタッドで種牡馬入り。初年度産駒から97年オークス(GI)などGI・5勝のメ
現地時間1日、仏・メゾンラフィット競馬場で行われたボワ賞(2歳、仏G3・芝1000m)は、S.パスキエ騎手騎乗の1番人気ナタゴラ Natagora(牝2、仏・P.バリー厩舎)が、2番手追走から4番人気ウィルキ Wilkiとの叩き合いを3/4馬身制し優勝した。勝ちタイムは57秒20(稍重)。この勝利が、ディヴァインライト産駒の重賞初制覇となった。 勝ったナタゴラは父ディヴァインライト、母Reinamixa(その父Linamix)という血統の仏国産馬。06年の仏・アルカナセールにて3万ユーロで落札されていた。今年5月にデビューし、2戦目で初勝利を挙げると、前走のラフレッシュ賞(準重賞・芝1000m)を4馬身差で圧勝してここに臨んでいた。通算成績4戦3勝(重賞1勝)。 同馬の父ディヴァインライトは父サンデーサイレンス、母メルドスポート(その父ノーザンテースト)という血統。現役時代は重賞勝ちこそな
昨年の2冠馬で、今年の天皇賞・春(GI)を制したメイショウサムソン(牡4、栗東・高橋成忠厩舎)が、現地時間10月7日に仏・ロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(仏G1、芝2400m)に武豊騎手とのコンビで出走することがわかった。 同レースにはウオッカ(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)も出走を予定しており、凱旋門賞に日本調教馬2頭が出走するのは史上初となる。 また、騎乗する武豊騎手は、94年ホワイトマズル(6着)、01年サガシティ(3着)、06年ディープインパクト(3位入線失格)に続く4度目の凱旋門賞騎乗となる。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く