マルメタピオカガエル (Lepidobatrachus laevis) は、タピオカガエル属に分類されるカエル。同属の中では最大種である。 名前は目がタピオカに似ていることにちなむ[2]。 分布[編集] 標高200m以下の、アルゼンチン・パラグアイ・ボリビアのチャコ地帯に分布する[1]。 形態[編集] 体長は11-12cmとタピオカガエル属では最大種。体色は緑色がかった灰色で、オレンジ色の斑点がある。腹部は白っぽい。雄の成体は喉が青黒くなる。 雄は雌の半分くらいの大きさにしかならない[3]。 頭部は大きく、体長の1/3程度を占める。口は幅広く、上顎には歯が、下顎の中央付近にも2本の牙がある[3]。虹彩は常に丸い。 生態[編集] 川沿いの沼や潟に生息する。乾季になって水がなくなると泥で繭を作り、休眠する。外敵に襲われると体を膨らませて威嚇し、噛み付く[3]。 水中・泥中から眼だけを出して獲物