米ハーバード大学で偽情報に関する研究を行っていた元研究員が、米IT大手メタの創業者マーク・ザッカーバーグの慈善団体が同大に5億ドル(約740億円)の寄付を表明したことを受け、自身の研究が打ち切られたとして、当局に調査を求めている。大手IT企業の影響力や、SNSでの偽情報拡散防止の取り組みが抱える課題に関する議論を呼びそうだ。 この元研究員は、メディア操作とオンライン上の過激主義の専門家であるジョーン・ドノバン。非営利団体「ホイッスルブロワー・エイド」はドノバンの代理人として、248ページからなる文書を米教育省とマサチューセッツ州検事局に送付し、調査の開始を求める申し立てを行った。この申し立てについては、米紙ワシントン・ポストが最初に報じた。 申し立てによると、2018年から同大の公共政策大学院であるハーバード・ケネディ・スクールに勤めていたドノバンは、メディア操作を調査するプログラムを率い
![ハーバード大、FBに関する研究打ち切りは「巨額寄付が理由」 元研究員が告発 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7cd044a13ccf06f47ac39e7d63b58f884bb37bd9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.forbesjapan.com%2Fmedia%2Farticle%2F67749%2Fimages%2Fmain_image_8f7bdc0bc4928ef9b72a28571e784288be4466a1.jpg)