幼児のような絵だとしても認知症の蛭子能収にしか描けないーー根本敬監修『最後の展覧会』展が開催 Art&Design 展覧会 2023.09.20 文:Pen編集部 蛭子能収『ほっとした』2023年(C)Yoshikazu Ebisu, Courtesy of Akio Nagasawa Gallery Akio Nagasawa Gallery Aoyamaで、蛭⼦能収個展『最後の展覧会』展が開催中だ。本展では、特殊漫画家・根本敬監修のもと、全点描き下ろしの新作を発表している。 蛭子能収といえば、唯一無二のキャラクターで活躍していたタレントとしてのイメージが強いが、「月刊漫画ガロ」で漫画デビュー、雑誌「JAM」で連載漫画の依頼を受けるなど漫画家としても活躍していた。2014年に初期段階の認知症と診断されたのち、ゆっくり確実に病気は進行し、2020年に公に認知症を公表した。たった6年の間に、