米原市は早過ぎたプレスリリースを悔やんでいることだろう。イヌワシ目当てのカメラマン達に早めに知らせてあげようという親切心は踏みにじられた。 4月18日の朝、報道によって立入禁止区域の近くでイヌワシが営巣していることを知ったエビスヤ(伊吹山の山小屋)らカメラマン4人が立入禁止区域に入ってカメラを構えている。 雄ワシは少し離れたところに止まってカメラマン4人の様子を見ているようだ。 雌ワシは巣の中にいて、巣からドライブウェイは見えないのでカメラマンの存在には気づいていない。2時間ほど経った頃、雌ワシが巣から出た。 その後、雌ワシは巣への出入りを何度も繰り返した。雛は孵化して1週間ほど、この時期雌ワシは雛の保温や給餌でほとんど巣にいるのだが、頻繁に巣への出入りを繰り返す行動は少し変だ。 その様子を見ていた雄ワシは、緊張が緩んだのか雌ワシのそばに飛んできた。交尾の後、雄ワシは飛び立ち巣へ向かったが