先日、お世話になっているある職人さんと電話でお話した時の事。 会話の前後は、省略します。 職人さん: いや~、先日もうこの仕事を本当に止めようかと人前で涙が出ました。 わたし: どうされましたか? 職人さん: 先日、○○○○百貨店のイベントでお客さんの目の前で 工房でしている仕事を少ししながら、商品を展示していたところへ 着物姿の方が3人来てくれて、私の商品を見てくれて その中のお一人が私の作品をとても気に入っていただき 『これを下さい』と言っていただいたら、お隣の方が 『ホントに買うの?! そんなの、同じようなのがリサイクルショップに 行ったら1,000円も出せばたくさん転がってるよ!』と 言われ、怒りを通り越して悲しくなりました。 私が修行時代から、何十年も技術を学び、多くの時間をかけてより 良いものをと頑張ってきた事が一瞬で崩れました。 わたし: それは、その方がどれだけ価値があるも