Clearview AIは米国時間2月26日、データへの不正アクセスがあったことを明らかにした。同社は、プライバシー上の懸念を巻き起こしている顔認識ソフトウェアの開発元だ。全顧客リスト、それらの顧客による検索件数、各顧客が設定済みのアカウント数などのデータが盗まれたという。 「セキュリティはClearviewにとって最優先事項だ」と同社の弁護士であるTor Ekeland氏は声明で述べ、「残念ながらデータ侵害は21世紀においては日常の一部だ。当社のサーバーはアクセスされていない。当社は不具合を修正済みで、セキュリティ強化に引き続き取り組んでいく」とした。 同社は、どこに不具合があったかを明らかにしていない。データ侵害については、The Daily Beastが最初に報じていた。 Clearviewの顧客は、ほとんどが法執行機関で、トロント、アトランタ、フロリダの警察がこの技術を利用している
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