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栃木県と2009に関するyamaigaのブックマーク (2)

  • 【山さ行がねが】道路レポート 大塩沢林道

    今回紹介する大塩沢林道は、栃木県の西側南北軸の一部を構成する国道121号と、県央部から会津地方への近道であり観光幹線でもある国道400号を短絡する、やや長い峠越えの林道である。 この林道が存在する地域は、県内でも有数の観光資源(特に温泉)の宝庫であり、国際的観光地の日光から鬼怒川温泉、塩原温泉、那須山岳を連絡する線上にあると同時に、東北(会津)と関東を結ぶ最短線上にもあるため、奥羽山脈に連なる深い山地帯でありながら、昔から旺盛な“開道欲”に晒されてきたといえる。 多くの道が世代交代を繰りかえしてきた結果、格的な廃道の多産地ともなっており、明治の三島街道(塩原街道)や尾頭明治道、昭和の塩那道路などは、いずれも塩原温泉を基点とした大廃道である。 そして大塩沢林道も、これら“死したる先駆者”の一列に加わるべき廃道だ。 鬼怒川水系(日光市:旧藤原町)と那珂川水系(那須塩原市:旧塩原町)を隔てる山

  • 【山さ行がねが】廃線レポート 白湯山林道(森林軌道) 

    【周辺図(マピオン)】 那須塩原市の北部、那珂川源流の那須山地一帯には、いくつかの森林鉄道が存在した。 今回紹介する白湯山(はくとうさん)林道は、近世に山岳信仰の対象となっていた奥那須の白湯山から流れ出る湯川と、大川に挟まれた山林(図中では左上の僅かな面積だが、実際はこの背後に広大な山林がある)通称“七千町歩”からの伐木運材を目的に開削された、全長12kmの路線である。 ただし、この全線に軌道が敷かれていた訳ではないようだ。 昭和8年版の地形図でも、軌道が描かれている部分(矢沢より北側)と里道として描かれている部分(矢沢より南側)があるが、『黒磯市史』によると、白湯山林道は起点「谷地田原」から「地蔵平」までの4kmは牛馬道として、「地蔵平」から終点「七千町歩」までの8kmは軌道として、昭和6年に開通したというのである。 また、この林道を計画し建設したのも営林署ではなく、七千町歩の伐採権を

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