津軽地方の雄都・弘前。 都市機能が集中する弘前城周辺を除いては、豊かな緑が満ちている。 その西側は岩木山のなだらかな裾野で名物の林檎畑が連なり、東側は平川の沖積地帯で旨い米がとれる。 この平川は秋田県と接する十和田外輪山の清流を集め流れているが、平川が大鰐の温泉街を通り抜け弘前平野へと流れ出すその場所に、弘前市で二番目に大きな面積をもつ大仏公園はある。 この大仏公園には1つの都市伝説じみた話が伝わっている。 公園は城跡に造られており、その地底には城主が抜け穴として掘った地下道があるのだという。一説には弘前城にまで繋がっていると。 私のもとにもこれまで、この抜け穴に関する情報が複数の方から寄せられていた。 しかし何れも、都市伝説の域を出ない情報と言わざるを得なかった。 が、つい先日、弘前在住の「一児のパパ」さんから送られてきた情報は、一歩以上進んだものだった。 なんと、彼はいまから25年ほど