2020年2月20日、東京証券取引所(以下、東証)が市場再編の時期を2022年4月に決めたとの発表がありました。現在は「一部」、「二部」、「ジャスダック」、「マザーズ」の4市場がありますが、再編後は「プライム」、「スタンダード」、「グロース」の3市場に変わる見込みです。 今回は、市場再編によって東証がどう変わるのか、市場再編によるリスクはあるのかについて、やさしく解説していきます。 市場再編によって東証がどう変わるのか? 下の図は、東証の市場再編を図解したものです。新しく作られる「プライム」市場は、基本的には東証一部に上場している企業がそのまま上場します。 一部、プライム市場から降格する可能性の高い企業がありますが、それについては後ほど詳しく説明します。「スタンダード」市場は、東証一部と東証二部、ジャスダックに上場している企業が上場します。最後の「グロース」市場は、ジャスダックと東証マザー