コロナ禍が突き付けた新たな現実 ポジショナルプレーの到来で変容するJリーグの戦術 欧州化 or 日本化、今がサッカー界の分水嶺! JFAが2005年に宣言した「2050年までに、W杯を日本で開催し、日本代表はその大会で優勝チームとなる」。想像すら難しい途方もない未来の話だが、ただ、「W杯で優勝できる『かもしれない』代表チームを作る」というのは、目標としてアリだろう。 2050年の主力選手は、まだ生まれてもいないからだ。逆に言えばいまからでも何とかできる余地がある。また、現在若くして世界で戦う久保建英ら東京五輪世代の選手たちは30年後、監督としてはバリバリ働く50歳になる。その時、日本代表の指揮を執っていても不思議ではない。 日本サッカーの育成現場取材のトップランナー・川端暁彦と「欧州の最先端」を伝えてきたフットボリスタ編集長・浅野賀一が、選手育成や指導者養成、戦術やリーグ・クラブ強化などの