では、作成されたクラスに追記をして、簡単な機能を組み込んでみましょう。クラスには、先に触れましたが「インスタンス変数」と「メソッド」というものが用意できます。これらは、それぞれ以下のようなものです。 インスタンス変数――クラスは、クラスのまま使うことはあまりありません。クラスをコピーして「インスタンス」というものを作り、それを利用します。作成されたそれぞれのインスタンスごとに値を保管しておくために用意されるのがインスタンス変数です。 メソッド――メソッドは、そのクラスに用意しておく処理を記述するためのものです。まぁ、「クラスの中に入れておける関数定義」と考えればいいでしょう。ただし、C言語の関数とは、定義の仕方がかなり違っているので注意が必要です。 「インスタンス」というのが登場しましたが、これはこのあとで実際に利用してみますので今は深く考えなくてかまいません。――では、この2つの要素をも