大手自動車メーカーのホンダが開発した小型ジェット機「ホンダジェット」がことし6月までの半年間の出荷数で初めて世界でトップに立ちました。 ホンダによりますとことし1月から6月までの上半期の出荷数は24機で、定員が10人以下のジェット機として世界シェアの40%を占め、初めてトップになったということです。 小型ジェット機の分野では先行するアメリカやブラジルの会社がライバルですが、ホンダでは燃費のよさや余裕のある室内空間などが欧米の企業経営者などに高く評価され、受注を伸ばした結果だとしています。好調な受注を受けて、ホンダでは年間の生産量を現在の50機から80機程度に増やす計画です。 小型ジェット機は経済のグローバル化に伴って海外の企業が購入するケースが増え、市場が拡大しているということで、この分野に新規参入した日本のメーカーがどこまでシェアを伸ばせるか注目されます。