エロカルチャー 2011年03月05日 いま、ゾンビ映画が熱い!! ……と勢いにまかせて言ってしまいましたが、かってジョージ・A・ロメロが『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(68年)や『ゾンビ』(78年)などでジャンルを確立した、いわゆる”リビングデッド”物は、ホラー映画の流れを一変させる衝撃的な事件でした。 それまでのホラー映画においてゾンビは、単なる「添え物」でしかありませんでした。しかし、ロメロは彼らに「人間を襲い、その肉を食う」「襲われた者もゾンビになる」という設計を与えることで、今のようなメインストリームのモンスターへと大変身させたのです。そして、そんなゾンビによって人類が存亡の危機に晒される終末イメージは、ベトナム戦争の敗戦によって虚無感の漂うアメリカを中心に、瞬く間に世界中を席巻することになりました。こうしたゾンビ映画は80年代に数多くのフォロワーを生み、その中から『死霊の