超AI時代を迎えつつある現代において、暮らしはどうアップデートされていくのか。 そしてその暮らしを包み込む建築物との関わりは、どう変化していくのかーー。 オーガナイザーを務める”現代の魔法使い”落合陽一が第2回のセッションに迎えたのは、コンピューテイショナルデザイン時代を代表する建築家・noiz 豊田啓介。彼が手がけるデザインの範疇は、もはや単なる建築物を超えた、未来のビジョンへとシフトしているという。 落合陽一(以下、落合): 以前から、豊田さんの手がけるコンピューテイショナルデザイン(コンピューターを活用した設計)で生み出される都市空間レベルのデザインにすごく興味をそそられていました。自分でも部屋の家具・家電・自動車は手がけていますが、それこそ建築となると10〜100倍のレベルの大きさなので、一体何が行われているのかと。 豊田啓介: (以下、豊田): 重厚長大の代名詞のようなものですか