クックパッドが12月4日、2010年4月期10月中間決算を発表した。驚異的な増益率を示しているが、株式市場の反応は限定的にとどまった。上値は重く、戻り歩調を強めている東京市場にあって動きの鈍さが目立ち始めている。 クックパッドの中間期業績は、非連結売上高が前年同期比88.9%増の8億9000万円、経常利益は2.1倍の3億9800万円となった。パソコン向けの料理レシピ投稿サイト「クックパッド」に加えてモバイル版の「モバれぴ」の閲覧者数が順調に拡大。クックパッドの10月の月間利用者数は816万人となった。主力のマーケティング事業は企業とのタイアップ企画を「クックパッド」上で展開し、広告費を受け取るビジネス。主要顧客である飲食会社、飲料会社の重要な販促手法として認識され始めており、受注が増加。事業売上高は前年同期比28.6%増となった。バナーなど従来型広告の広告事業にも閲覧者数のハイペースの伸び