外来種の問題 この地球上では、クジラやゾウなどの大型哺乳類から微生物に至るまで、ありとあらゆる野生生物が、数十億年もの時をかけて複雑な生態系を築いてきました。複雑な網の目のような生物の多様性は、私たち人間に、食料や燃料、薬品に衣料品など、さまざまな分野で恩恵をもたらしてくれる貴重な資源の宝庫です。 しかし現在、人口増加や人間による活動が原因で、急速に多くの生物種が絶滅、もしくはその危機に追いやられています。生物種は、一度絶滅してしまえば再び人の手で造りだすことはできません。滅んでゆく種の中には、まだ人類によって発見されていないものも数多く、医薬品など、人類の将来にとって大きな役割を担う価値をもつ生物も含まれています。種の多様性の喪失は、将来の世代に大きなリスクを残すことになりかねません。 さまざまな生物が生きることのできる、その土地独自の生物の多様性を維持することは、今の社会に課せられた大
ボルネオ島には、カメレオンのように体の色を変化させるヘビがいる 記者発表資料 2006年6月27日 【スイス、グラン発】WWFでは、ボルネオ島にカメレオンのように体の色を変化させるヘビが生息していることを、このたび発表した。体の色を変えるヘビは世界的に珍しく、その現象の科学的解明はほとんどなされていない。ボルネオ島のヘビが体の色を変化させたという現象は、ドイツ人の研究者によって2003年に観察されていたが、この研究者と2人のアメリカ人科学者との共同作業によって新種と確認され、昨年末に学術論文に正式に掲載された。(注:学術的に新種であると確認するには時間を要する。なお、2005年12月発行の学術誌 'The Raffles Bulletin of Zoology 2005'に掲載。) 「私は、赤褐色のヘビを黒っぽい色のバケツに入れたんです。数分後にそのヘビを取り出そうとしたら、その時には、
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