新聞の仕事は、今後の政治の見通しを読者に理解させること。そのためには、自らの立場を明らかにしなければならない。客観性を口実にどっちつかずの態度を取ることは許されない。 これは激しく同意。結局,量的研究と質的研究の議論も,この「客観性を口実にどっちつかずの態度を取ることは許されない」かどうかが焦点であるように思います。まあ,マスコミと研究を一緒にすんなって言われるんでしょうけど。そんぐらい分かった上で書いてんですよ! で,「客観性を口実にどっちつかずの態度をとる」ことの弊害がこちら。 1)つねに主観を封じるクセがつき、個性が発揮できず、育たない 2)自分で考えなくなり、ファクトや他者の意見を伝えるだけの役割になりやすい 3)実際は完全に客観的にはなりえないのに、客観性を装ってしまう 1は研究者においてはあんまあてはまらないかな。概ね個性的ではある。してみると,客観主義と個性は両立しうるのか。