カンボジアで印象深かったのは、子どもや若者が多いことだ。カンボジア林野庁長官に、「子どもが多いですね」と申し上げたところ、「わが国の人口の半数は20才以下なのです」という説明があった。人口構成がそこまで偏っているとは予想していなかった。帰国してWikipediaを調べてみたところ、右図の人口ピラミッドが転載されていた(原典:World Population Prospects: The 2004 Revision)。確かにすさまじい偏りだ。この偏りは、20年前まで続いたポルポト政権下での虐殺がいかにすさまじかったかを物語っている。 カンボジアの歴史 によれば、「1975年〜1979年のポル・ポト時代の4年間は、中国の毛沢東主義を奉じた極端な農本主義政策が採られたものの、非効率的なやり方は大旱魃をもたらし、出生率が異常に低下する一方、飢餓と虐殺で100万人を超えるともいわれる大量の死者を出し
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