印刷 冬から春先にかけての画像。地表に「筋」は写っていない=NASA、アリゾナ大学提供初夏のころの画像。細い「筋」が現れ始めている=NASA、アリゾナ大学提供真夏のころの地表。いくつもの「筋」が、くっきりと現れている=NASA、アリゾナ大学提供 火星に水の流れが存在している手がかりが得られたと、米アリゾナ大学などのチームが発表した。米航空宇宙局(NASA)の探査機が季節ごとに撮影した地表面の画像に、春から夏にだけ現れる「筋」のようなものが写っていた。チームは「塩類を含んだ水の流れと解釈するのが最も妥当」と説明している。 5日付の米科学誌サイエンスに論文が掲載された。 火星に液体の水があれば、微生物などが存在している可能性が高まる。NASAのボールデン長官も「火星に生命が存在するかどうかの決着に向けて前進した」と語った。 火星の「筋」は、探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」が