下記の記事が出ている。 Google 'reveals user' over Gmail child abuse images BBC: 4 August, 2014 http://www.bbc.com/news/technology-28639628 裁判所の発する令状に基づき捜査が開始された後に探査する行為は適法行為の範囲内にある。 常時監視し,警察から求めがあれば提供するというのでは,令状主義の潜脱以外のなにものでもない。 とはいえ,現代の社会では,古典的な令状主義がそのままのかたちでは全く機能しなくなっているという事実を認めるべきだろうと思う。 既存の理屈やイデオロギーなどをふりかざすだけの法律家は無力だ。 事実を正確にとらえた上で,どうしたらよいのかを考えるのが学者の任務だ。参考にできるものが何もなければ新たに考え出せばよい。考えるだけならお金がかからない。ひたすら考え続けるだ
米国:マサチューセッツ州最高裁が,被疑者に対してスマートフォンの暗号を解除するよう命ずることは適法との判断 下記の記事が出ている。 Massachusetts high court orders suspect to decrypt his computers ars technica: June 26,2014 http://arstechnica.com/tech-policy/2014/06/massachusetts-high-court-orders-suspect-to-decrypt-his-computers/ 『Q&Aインターネットの法務と税務』の該当箇所でも書いたとおりなのだが,日本国の法制下でも裁判所が暗号を解除するように命ずることは可能だと思われるのだが,問題はその執行方法で,直接強制の手段がない。被疑者・被告人に拷問を加えて強制的に暗号を解除させることは違憲となり
NTTドコモが,利用者の同意を得ないで,位置アプリで取得した個人情報をゼンリンに提供していたことについて,行政指導 下記の記事が出ている。 位置情報提供、説明改善を=地図アプリでドコモに-総務省 時事通信:2013年11月19日 http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2013111900925 位置情報提供「知らないうち」に同意 総務省、ドコモに改善要請 FNN: 2013年11月20日 http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00258146.html この記事とは全く無関係の一般論だが,位置情報を取得するアプリやサービスを提供する企業及びそこから情報提供を受ける企業の中には,当然のことながら,中国,ロシア,北朝鮮,ヤクザ,マフィア等が実質的な経営者(支配者)となっているところや,そのような
下記の記事が出ている。 Brazil looks to break from US-centric Internet Yahoo News (AP): September 17, 2013 http://news.yahoo.com/brazil-looks-break-us-centric-internet-040702309.html Obama wanted an open Internet he could spy on. Thanks to the NSA, he may get neither. Washington Post: September 17, 2013 http://www.washingtonpost.com/blogs/the-switch/wp/2013/09/17/obama-wanted-an-open-internet-he-could-spy-on-
台湾:国が発行する個人識別カードの暗号が破られたようだ-NSAによって破壊されたNISTの標準に準拠している限り他の国の政府発行個人識別カードも危ない 下記の記事が出ている。 Fatal crypto flaw in some government-certified smartcards makes forgery a snap ars technica: September 17, 2013 http://arstechnica.com/security/2013/09/fatal-crypto-flaw-in-some-government-certified-smartcards-makes-forgery-a-snap/ こういうことが発生する基本原理は極めて単純だと考えている。 すなわち,各国の諜報機関は,他国政府の暗号を破ることにやっきとなっている。たいていの場合,成功する。
私が書いた著書や論文を既に読んでいる人は理解できているはずだ。 ネットだけで情報を得ている人々は知らないかもしれない。 しかし,世間の常識を知るべきだ。 世間の常識とは,「生体要素(DNA,指紋,静脈紋,声紋など)は変更不可であり,別の情報に変えることができない」ということだ。 そのことから,一度奪われたら,同一の情報が本モノでも偽造でも完全に一致してしまうため識別力が究極にゼロとなり,全てのシステムから阻害されてしまう危険性がある。このことは,このブログでも何度も書いた。 一般に,符号に過ぎないIDやパスワードは,もし奪われても別の符号で置き換えるということで対処することができる。だから,Twitterでも何でもサーバがハックされて利用者情報が奪われると,パスワードを全部リセットして再登録するというやり方で対処することが可能だった。しかし,生体要素の場合,再登録して奪われたデータと全く同
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