新潟には「イタリアン」なる名物があると聞く。 おもにカフェテリア形式の店で食べられるファーストフードで、新潟には広く定着しているというが、コレ、名前から想像される「スパゲティ」ではない。 なんとソース焼きそばにミートソースなど、主に洋風ソースをかけたものだという。ちなみに、ホワイトソースをかけても、中華であるマーボー豆腐をかけても、やっぱり「イタリアン」らしい。 ほとんど無法地帯のような食べ物だが、以前、テレビで取り上げられていたとき、地元の人たちは「え? 新潟にしかないんですか? ウソー!」などと、ひどくビックリしていた。 ソースONソースなわけだから、イメージとしては、高校生などの食欲ガッツな世代が好みそうだが、おばちゃんも、おばあちゃんまでも、ごくフツウに食べている姿は衝撃だった。 で、肝心の味はどんななのか。実際にまねて作って食べてみた。 一般的には、モヤシを炒めて、ソース焼きそば
新潟県民が小さな頃から食べるローカル料理といえば“イタリアン”。以前のBitでも紹介されていたが、あの焼きそばにトマトソースという異様な風貌は、他県の人から見ればきっと不思議な食べ物に違いない。 そもそもこの“イタリアン”、新潟市を中心に展開するファーストフード店「みかづき」にて生まれた商品。誕生は昭和35(1960)年。当時は、スパゲティなどのイタリア料理が広まり始めていたが、値段が高くとても庶民には手の届かない料理だったそう。そこでみかづき社長が、多くの人に食べてもらえるようなイタリア風の料理ということで、手軽に作れる焼きそばにトマトソースをかけた“イタリアン”を売り出したという。決してナポリタンからパクッたわけではないらしい。 予備知識はこのへんにしておき、意外と知られていないのが“イタリアン”のバリエーション。 テレビでもネットでも、“焼きそばにトマトソース”というオーソドックスな
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