コロナワクチン1瓶で「7回」接種、新方法開発 インスリン用注射で、京都の病院で公開 2021年3月8日 20:12 新型コロナウイルスワクチンの接種を巡り、宇治徳洲会病院(京都府宇治市)は8日、インスリン用注射器を使って1瓶で7回分の接種を可能とする方法を報道関係者に公開した。ワクチンの量が限られる中、5回しか接種できない一般的な注射器を使うのに比べ、条件が合えば回数を1・4倍にできる可能性がある。同病院は厚生労働省に報告し、資料を提供した。 米ファイザー製ワクチンは、原液に希釈用の生理食塩水を加えると1瓶2・25ミリリットルになる。接種1回の必要量は0・3ミリリットルだが、一般的な注射器は先端部に液体が残るため、5回分しか取れない。特殊な注射器だと6回分取れるが、供給が不足している。 同病院が先端部に液体にが残りにくいインスリン用注射器を使ったところ、7回分が取れた。ただ、同病院が使うイ