ハイテク業界において新製品・新技術を市場に浸透させていく際に見られる、初期市場からメインストリーム市場への移行を阻害する深い溝のこと。マーケティング・コンサルタントのジェフリー・A・ムーア(Geoffrey A. Moore)の著書『Crossing the chasm』(1991年)に登場するキーワードで、ハイテク市場におけるマーケティング理論である「キャズム理論」は大いに注目を集めた。 普及学の基礎理論として知られるエベレット・M・ロジャーズ(Everett M. Rogers)のモデルでは、顧客は「イノベーター」「アーリーアダプター」(注1)、「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」「ラガード」の5つの採用者タイプに区分される。この理論ではイノベーターとアーリーアダプターを合わせた層に普及した段階(普及率16%超)で、新技術や新流行は急激に拡がっていくとしている。そこで、イノベ
『あなたは何屋さんですか?』 現場支援を通じて、最近は特にこう感じています。システム開発を本業とするソフトハウスは、こうした自社の定義を持っていない会社が非常に多いのです。基本的に自信がないのですが、それを隠す為に『何でも出来ます』『要件をお聞かせ下さい』と話すのです。これはライフサイクルでは成長期の前期から後期で求められる総合化の発想です。しかし、今は安定期に入っています。何でも出来ます!というキャッチコピーで反応するお客様は、何をして欲しいかが分からないという場合が多く、こうしたお客様はITリテラシーが低い可能性があります。すると、実際に受注してからトラブルが発生したり、カットオーバー後の手離れが異常に悪かったりと、エンドユーザーと取引する際の負の側面ばかりを見ることになります。 船井総研では成功するためのコツの中に『力相応一番』という原理原則を持っています。これは自社の力の範囲内で一
米Dellは米国時間2008年6月25日,同社のサーバー用電源装置が「80 PLUS Gold」認証を取得したと発表した。80 PLUS認証は,電気機器の省電力化を目指す80 PLUSプログラムを通じて電源効率が80%以上の基準を満たすと認められた製品に与えられるもの。「Gold」はその最高ランクとなる。 IT業界大手や環境保護団体などによる温室効果ガスの排出削減に向けた取り組みの「Climate Savers Computing Initiative」では,サーバー用電源装置で2009年7月までに50%出力時に92%以上の変換効率の達成を目標に掲げている。80 PLUS Gold認証を取得したDellの製品はこの目標を予定よりも1年以上早く達成した。 Dellは2008年6月に,同社のデスクトップ向け電源装置で「80 PLUS Silver」認証を取得したと発表している。Silver認証
原油価格の高騰により、世界中で代替エネルギーに注目が集まっている。総合商社の三井物産は米国企業などと、米国のオイルシェールの事業化調査に乗り出した。 一般には聞きなれないオイルシェールという資源、じつはとんでもない潜在能力を持っている。 オイルシェールはプランクトンや藻類の死骸が元となっている堆積物。掘り出して高温で処理すると、石油に近い油分などを産出できる。なにより驚きなのがその埋蔵量で、原油換算で2兆~3兆5000億バレル。ある試算では原油の約2分の1ともされる。 現在、原油は中東など地政学的なリスクが高いエリアにあるOPEC加盟国に多くを頼っており、その依存度は今後50%に迫るともいわれている。オイルシェールは米国、ブラジル、ロシアなどに加えて、従来の産油国以外にも広く分布しているため、資源供給の地政学的リスクの回避にも役立つ。 じつは20世紀中頃まではオイルシェールは現在の
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