島根大、県立大、愛媛大が取り組む学生支援事業の成果報告会がこのほど松江市であり、約90人が耳を傾けた。 学生支援事業は、文科省が募集した「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」の一環として全国の大学、高専がしている。 3大学は07年から独自の取り組みを4年間実施してきた。 島根大は、足立悦男副学長が報告。ボランティアやサークル活動など正課外活動をポイントとしてため、大学生協で学用品と交換できる制度を紹介した。ポイントが多い学生は取得単位数も多い傾向があり、自立心の養成やコミュニケーション能力向上につながっていると説明した。 愛媛大は、研修などを通じて学生リーダーを育てるプログラムについて報告。「学生のリーダーシップにかかわる要素や対人関係スキルの向上が明らかになった」とした。【目野創】