大阪大学の菊池誠教授が、留意はしつつも、靖国とカルトならば前者を選ぶとツイートしていた。 このツイートへの異論に対して、カルトとの危険を比較して靖国を選ぶとまで断言した。 どちらも拒否するべきという異論*1に対しては同意しつつ、やはりどちらかを選ぶしかない問題だと重ねて主張している。 しかし政治家を選ぶ場合であっても、棄権も選択肢のひとつではあるし、そもそも選挙だけが意思決定の手段ではない。 両方への批判を公言することはいつでもできるし、本来ならばデモや陳情という選択肢もある。 菊池教授のような立場ならメディアを通した発言も可能だろう。 また、どちらも拒否するべきという異論でも指摘されているように、菊池教授はカルトとカルトの二択という奇妙な問題設定をしている。 まず靖国神社とは、意外と新しい宗教のひとつだ。明治時代につくられており、江戸時代末にできた天理教よりも遅い。 天理教(てんりきょう