2021年2月21日のブックマーク (1件)

  • 追悼・半藤一利さん、本でひもとく業績 日本人は「そんなに」悪くはない 東京大学教授・加藤陽子さん|好書好日

    今年1月に長逝した半藤一利さん。穏やかな死の床で生涯の伴侶・末利子夫人にこう語ったという。「墨子を読みなさい。/日人はそんなに悪くはないんだよ。/ごめんね、先に死にます」。日人は悪くない、ではなく、「そんなに」悪くはないんだよ、と言い遺(のこ)した半藤さん。編集者として初めて仕えた作家・坂口安吾から歴史探偵学を継承した歴史探偵が、「そんなに」に込めた含意は何であったのか。作品からたどってみたい。 軍事力への洞察 作家にとって最初の作品には、作家の特徴の全てが内包されているという。35歳の半藤が書いた『日のいちばん長い日』(1965年)にもこれは当てはまる。玉音盤による終戦の詔書がラジオで放送されたのは45年8月15日正午。そこに至る内閣・宮中と徹底抗戦派との攻防の24時間に光を当てた。多くが存命だった当事者に徹底的に取材し、史料を博捜した半藤。ポツダム宣言受諾による終戦がいかに紙一重

    追悼・半藤一利さん、本でひもとく業績 日本人は「そんなに」悪くはない 東京大学教授・加藤陽子さん|好書好日
    yanth
    yanth 2021/02/21
    > ある対談時に半藤が述べた印象的な言葉をご紹介したい。日本人の欠点は何かと考えると二つある、当座しのぎの根拠のない楽観性と排他的同調性の二つだと。