ディスプレイは,RGB の信号をそのまま画面に表示できるわけではない。 写真のフィルムと同じように,ディスプレイにも特性があって,信号と画面の明るさは必ずしも比例しない。 一般に,RGBの値を x (最大値を1とする),画面の明るさを y (最大値を1とする) としたとき,ディスプレイの特性は y = x γ という式で近似できることが知られている。 γ (ガンマ) の値は,ディスプレイの機種や設定によって若干異なるが標準は 2.2 である。 RGB の強さをそのままディスプレイに渡すと,画面が暗めになり,RGBのバランスが狂ってしまうので色も正しく表示できない(図)。 これを避けるために,RGBの値を予め大きくし,ディスプレイの特性をできるだけ直線に近づける補正をガンマ補正という。 ふつう,デジカメやスキャナで得られた画像の RGB 値は,標準的なディスプレイで自然に表示できるよう