「市場の期待ほど新しいスマートフォンが伸びず、主力のGALAXY S4の売上げが不安視されている」こうした報道とともにサムスンの株が一気に下落した。テレビ、液晶パネルといった、かつてはドル箱だった事業の収益性が急降下。伸びは鈍化しているものの、ここ数年はスマートフォン事業が急伸。Android端末メーカーとして圧倒的ナンバーワンに登り詰め、過去最高益を続けてきたサムスンに何が起きているのだろうか。 ……などという、週アスPLUSらしくない(?)シリアスなテーマで記事依頼を受け、ここ数日、頭を捻っていたが、ここはストレートに情報をまとめるとともに、それがエンドユーザー視点で見た“スマートフォン”という商品カテゴリーに、どんな影響があるのか、膨らませていくことにしたい。 まず、述べておきたいのが、昨今のサムスンの置かれている経営環境だ。韓国は政府が輸出産業を国家戦略として支援していることや、日