キャンプの素顔(総括編) 新人選手のハッスルぶりが目立ったドラゴンズのキャンプで、張り切る新人がもう1人いた。小林正人・球団広報(34)。熱心なファンなら覚えておられるだろう。左のサイドスロー、ワンポイントリリーフ。巨人・阿部慎之助の天敵だった背番号69だ。 昨季を最後に現役を退き、球団広報に就いた。「いやー、新鮮ですよ。特に野手の練習はあまり見たことがなかったし」。広報の仕事は結構忙しい。キャンプで全体練習が始まるのは午前10時。小林君は8時過ぎには球場にいた。 来客を応対し、取材の要望を聞き、ファンを誘導し、時々、サインを頼まれる。球場を出るのは、選手がみんな宿舎に帰った午後7時過ぎ。「でもね、うまく言えないんですけど、楽っちゃ楽なんです。広報の仕事が、じゃなくて、もう自分のことを考えてなくていいのが」 常に競争にさらされていた12年間だった。朝が怖かった。「ちょっとのどが痛いと、うわ
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