同じ学校であっても男女の合格ラインに差が生まれる東京都立高校入試の男女別定員制について、都教育委員会は21日、都内の私立中学校や高校でつくる「東京私立中学高校協会」と協議し、廃止を目指していくことで合意した。ただ具体的な廃止時期は示さなかった。 都立高校入試では女子の方が合格ラインが高い傾向があるため、男女別定員を廃止して合同定員にした場合、都立高への女子の入学者が増え、女子校が多い東京の私学の経営に影響が出ることや男子の進路保障などさまざまな課題が想定される。こうした背景を踏まえ、廃止については「段階的・計…