アルゴリズムという言葉がこれほど一般的に使われるようになったのは、いつ頃からだろう。私は情報学専攻の学生だったので、本来の意味でのアルゴリズムについて学んだけれど、今ではもっと広い意味でアルゴリズムという言葉が使われるようになった。 たとえばFacebookやXのフィードとか、YouTubeのリコメンデーションとか、なんだかよく分からないルールでコンテンツが表示される仕組みがある。そのルールのことが昨今ではアルゴリズムと呼ばれている。そして、アルゴリズムは私達にとって最適化されたものであり、社会にとって最善の仕組みであるかのように喧伝されている。 テック企業が自分たちのアルゴリズムについて語る時、私にはどこか責任転嫁のように聞こえる。自分たちがやったんじゃありません、アルゴリズムがやったことです、というような。Xが扇情的なコンテンツを流すのも、YouTubeが陰謀論を広めるのも、それが私達

