日本でもようやく、低い食料自給率(カロリーベース)が、食糧安全保障上の問題として認識されるようになってきた。だが、正月のおせち料理の献立の自給率をみても、伊達(だて)巻き(19%)や鶏の松風焼き(17%)など、20%を割り込むものが多い。デフレ経済で割安な外国産は人気だが、輸入頼みは自給率を下げるだけでなく、中国などに買い負けて、金を出してもおせちの具がそろわない時代が来るかもしれない。日本の食は守れるか。 ■ ■ 節約志向の中にあっても「正月のおせちは特別」で、国産食材にこだわった商品の人気は根強い。 百貨店の松屋は「(おせちの)取引先の料亭やレストランの多くが食材を国産に切り替えた」という。高島屋は、地方名産品を食材にしたおせちを昨年の1・5倍の300セットに増やしたが、6万3千円の高額品が11月早々に完売した。 だが、国産食材の調達はハードルも高い。首都圏に9店舗の料亭や和
多くの悩みを一瞬でも忘れたくて、酒をあおる人が多いロシア。安く酔えるウオッカは年配の間ではなお人気が高い(国営ロシア通信提供) 飲酒大国ロシアでは、アルコールに起因する死者が年間で最も多いのが1月だという。新年を祝って大量に酒を飲む人が続出するからだ。政府は国民の酒量を減らすため、2010年1月からウオツカの最低販売料金を設けることを決めた。しかし、密造酒はおろかアルコールを含む薬品さえ飲んでしまう国民性を変えられるかは大いに疑問だ。「アルコールとの戦い」と呼ばれる政府と国民の駆け引きは、今回もいたちごっこに終わるのだろうか。(モスクワ 佐藤貴生) 1月は死者が最も多いだけではない。政府系研究機関によると、5〜7日は病院に運ばれるアル中患者が年間で最も多くなる。ロシアでは年明けから約1週間も休日が続くため、自宅などで酒浸りになる人が増えるといわれ、長い休みが終わりに近づくにつれて仕事に行く
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く