私は、近くの公共図書館へ伺うことはあっても、県立図書館や国会図書館へ行くような調べものには縁がありません。そんなハードルが高くて縁遠いと思っていた図書館を見学する機会があり、「目から鱗」だった2つの図書館を紹介します。 奈良県立図書情報館は、一般資料15万冊、専門資料10万冊の開架書庫と、100万冊の収蔵能力を持つ自動書庫がある、奈良県の公文書館機能も備えている図書館です。でも、「図書館」ではなく、「図書情報館」と名乗っているのには、理由がありました。 2階、3階には、50台ほどの利用者用端末があります。驚いたのは、すべてにOfficeが搭載されていて、インターネットにも接続でき、データの編集や印刷も可能なことです。つい、「ウイルス感染したらどうなるの?」と、リスクばかりに目がいきますが、最近は就職の募集要項もWebで公開されていて履歴書も手書きではありません。みんながパソコンを持っている