親子連れなどの利用者に安心して本を借りてもらおうと、全国の公立図書館で「除菌ボックス」の設置が進んでいる。県内でも複数の公立図書館が導入。本の表面を紫外線で除菌するもので、「子どもが読む本が手軽に除菌できて便利」と好評だ。 除菌ボックスはステンレス製で、幅45センチ、高さ約60センチ。中に棚が3段あり、本を重ならないように並べてボタンを押すと、ランプから紫外線の照射が始まる。扉についた小さな窓から見える青い光が消えたら終了。所要時間は45秒だ。 除菌ボックスを開発・販売するメーカー「キハラ」(東京)によると、大腸菌などの雑菌や、インフルエンザウイルスにも効果があるという。これまでに国内の公立図書館約260館に販売。県内では、県立図書館(大分市王子西町)のほか、ホルトホール大分に併設されている大分市民図書館本館(同市金池南1丁目)や臼杵市立臼杵図書館(臼杵市臼杵)、野津分館(同市野津町野津市