いま、世界では大量生産・大量消費型の経済システムに代わる持続可能なシステムとして「シェアリングエコノミー」という考え方が脚光を浴びている。人々がモノをシェア(共有)することで無駄な生産や消費を少なくし、環境に優しい形でなおかつ経済を拡大させていくという仕組みだ。その代表的な例としてカーシェアリングのUberや民泊のAirbnbなどが挙げられる。 カナダのトロントでは、このシェアリングエコノミーの成功事例として、「本」ではなくいろんな「モノ」を貸し借りできる「Library of Things(モノの図書館)」という概念に基づき、ユニークな取り組みが進んでいる。2015年に設立されたカナダで初となるSharing Depotがそれであるが、その後、Sharing Depotは1年を待たずに2016年には2店舗目をオープンし、話題になっている。 このユニークな事業を展開するのは、カナダのオンタ
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