ヘッダー画像は5分で作った。 さて、本日の話題は音楽作品の存在論。「音楽作品って、どういう特徴を持っているの?」「音楽作品の身分って、なんぞや」みたいな疑問に答えていく分野。 芸術作品の存在論をやっている人たちは、だいたい音楽作品を主題に扱っている印象。やはり、その特異な立ち位置に惹かれるのだろうか……。 本日の目次〜! 音楽作品の特徴/我々の直観 音楽作品の存在論的カテゴリー 「タイプ説」―メリット/デメリット ジェラルド・レヴィンソン「指し示されたタイプ(Indicated Type)」説 ジュリアン・ドッド「曖昧なタイプ (Vague Type)」説 音楽作品の特徴/我々の直感「音楽作品って、どういう特徴を持っているの?」 まずは我々の実践/直観に沿った、音楽作品の特徴を挙げてみる。このような記述的な作業から、音楽の哲学は始まるのだ。 反復可能性:同一の作品が、演奏や音源の再生を通し
![obakeweb — 音楽作品の存在論まとめ:レヴィンソンvsドッド](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/57c2a12d1b065e6bd0d75c4084f907575a7fd42b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2F66.media.tumblr.com%2F20341b4ab79bc611081a9f89426aaf2f%2Ftumblr_inline_pc67i5dcGj1vzx8m8_540.png)