八十二銀行(長野市、湯本昭一頭取)と県内の地域金融機関、政府系ファンドの「地域経済活性化支援機構」は共同で、観光産業の発展に向けた取り組みの支援を行う「ALL信州観光活性化ファンド」を設立した。 ファンド創設にあたっては、最初のモデル地域として外国人観光客などに人気の山ノ内町を選定。今後、県内の「観光まちづくりモデル」を構築すべくプロジェクトを進める。 ファンドは、八十二銀行や長野銀行など県内の全ての地域金融機関、10機関と地域経済活性化支援機構が出資し、出資金は12億円。 山ノ内町は志賀高原や湯田中渋温泉郷などに加え、温泉に入るサル「スノーモンキー」が外国人観光客の人気を集める地獄谷野猿公苑を有し、観光資源が豊富なことなどから、モデル地域に選定された。 ファンドは、同町の有志により設立されたまちづくりに取り組む会社「WAKUWAKUやまのうち」や、関連の観光業者などに投資や融資を行う。同