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2016年3月26日のブックマーク (3件)

  • 被災地で聞かれる怪異譚/鈴木岩弓 - SYNODOS

    東日大震災が勃発してから、1700日。この間警察庁は継続的に被災状況の詳細を公表してきたが、10月9日現在の死者総計は15,893人、宮城県内の死者だけで9,541人に上っている。かかる情報は、震災直後には毎日更新されていたが、2014年3月からは月一回、毎月10日前後の更新に公表原則が変更された。 変更された背後には、震災からの経過時間と共に、被害状況がほぼ正確に把握されたという認識があったものと思われる。震災被災地のある部分は、震災以来の激動の波の渦中から、徐々に脱却しつつあるのかも知れない。 とはいえこうした死者の大部分は、東日大震災が起こらなければ亡くなるはずではなかった。年間死者数が22,000人ほどであった宮城県の2011年の死者総数が30,047人、例年の1.4倍の死者数を記録する特異な年となったことが、そのことを示してもいる。 換言するなら、ここにあげた犠牲者の多くは徐

    被災地で聞かれる怪異譚/鈴木岩弓 - SYNODOS
    yasomi
    yasomi 2016/03/26
    “三人称としての死者。震災を契機に、われわれの住む世界に、従来の合理的思考のみでは把握不能な”裂け目”が姿を見せるようになったのである。”
  • 日銀の金融政策の真の課題とは何か/片岡剛士 - SYNODOS

    3月14日、15日の日銀金融政策決定会合で日銀は現状維持を決定した。筆者が注目したのは、決定会合後の記者会見で、黒田総裁が予想インフレ率について「このところ弱含んでいる」と指摘したことだ。 日銀が行っている「マイナス金利付き量的・質的金融緩和策」は、2%のインフレ目標を早期に達成するという意思を明確なコミットメント(約束)として示した上で、そのコミットメントを裏打ちするために「量」・「質」・「金利」の三つの側面を通じ大規模な金融緩和策に踏み込む、そのことによって予想インフレ率を上昇させること、長期金利の上昇を抑制することが目的である。 予想インフレ率、長期名目金利、予想実質長期金利との間には、次のような関係が成立している。 予想実質長期金利  = 長期名目金利 - 予想インフレ率 予想インフレ率が上昇し、長期金利の上昇を抑制すれば、上の式に基づいて長期金利から予想インフレ率を差し引いた予想

    日銀の金融政策の真の課題とは何か/片岡剛士 - SYNODOS
    yasomi
    yasomi 2016/03/26
    “マイナス金利政策を導入しても予想インフレ率の落ち込みを反転させるには至っていないことこそ問題視すべき”
  • 古くて新しい、在日コリアンへのレイシズム/『レイシズムを解剖する』著者、高史明氏インタビュー - SYNODOS

    在日コリアンへのレイシズムはどのような特性をもっているのか。『レイシズムを解剖する』は博士論文をもとにした学術書ながら、大きな注目を集めている。「古いレイシズム」と「新しいレイシズム」とはなにか。インターネットとの関連性は? 著者である高史明さんにお話をうかがった。(聞き手・構成/山菜々子) ――在日コリアンへの偏見について扱おうとおもったきっかけはなんですか。 ぼくは、名前が在日コリアンっぽいので、子どものころに、在日を差別するような言葉で罵られることがありました。当時の一般的な感覚としては「在日に対する差別なんかない」という建前が共有されていましたが、ぼくの実感としてそんなことはありませんでした。 また、親が転勤族で、関西の都市に引っ越した時に「よそもの」として扱われるようになりました。特殊な問題を抱えているから排斥されるのではなく、「よそもの」であることだけで排斥される力が働くと幼

    古くて新しい、在日コリアンへのレイシズム/『レイシズムを解剖する』著者、高史明氏インタビュー - SYNODOS