これは@sakanazensen君が主催する『Computer Vision Advent Calendar 2013』の12/8の記事です。今年はあまり活発でないようなので、小ネタですが参戦しました。 はじめに 昨今のコンピュータビジョン・パターン認識分野で特徴ベクトルのバイナリベースの記述法が流行っています。その利点の一つとして、特徴ベクトル間の距離としてコンピュータにとって計算が容易な「ハミング距離」が使える、というものがあります。これはXOR演算と PopCount演算(いくつのビットが1かをカウントする演算)で構成されており、特に近年のCPUにはまず搭載されているベクトル計算命令セットの一つ「SSE4.2」の専用命令「POPCNT」が高速演算の根拠としてよく引き合いに出されます。二つともかなりプリミティブな命令ですから確かに高速に計算できそうな感じはします。しかしながら、例えばL