テスト2:Dockerの仮想Disk領域を別の物理ディスクに置き換える 前回の記事に対して、読者の方から「Dockerコンテナが更新する仮想Diskが利用するスパースファイルの領域を、ディスク領域に変更するとディスクアクセス速度が改善される」との情報をいただいたので、早速試してみたい。具体的には、Dockerコンテナの更新データを格納するスパースファイルの代わりに、専用の物理ハードディスクを割り当てることで性能が改善されるかを検証する。 今回のテスト環境の構築では、仮想Disk領域の変更を行うが、その際にはDocker環境のファイルシステムを再構成する必要がある。実際にはDockerのサービスを停止した状態で/var/lib/docker以下のファイルを全て削除し、コンテナイメージを全て削除することとなる。実際に行う時は必要なデータをバックアップしたのち、クリーンアップした状態で環境の構築