はじめに クリアコードはFluentdの開発に参加しています。 Fluentdは主にLinux上やWindows Server上でのユーザーが多いです。 Fluentdの使われ方で特に多いのがLinuxで動いているサーバーのログの取得です。 筆者畑ケがFluentdでLinuxのcapabilityを扱えるようにした話をまとめてみます。 FluentdでLinuxのcapabilityを扱う機能はFluentd v1.12.0に入る予定です。 capabilityとは Linuxにはcapabilityという権限チェックを部分的にバイパスする機能があります。 この機能は、rootまでの権限は欲しくないけれど、システムの特定のパーミッションがあるように振る舞うユーザーやプロセスが欲しい時に有用です。 例えば、Linuxのsyslogのログファイルが/var/log/syslogにあるとすると
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