前編では、スケールアウト基盤にOSを簡単にベアメタル配備するためのMaaSサーバーの構築手順を解説しました。後編ではOSSのオーケストレーションを実現するJujuを解説します。 Jujuを使ったOSSオーケストレーション OSSクラウド基盤では、ユーザーの要求や自社の業務要件によって、ベアメタルでのOS環境や仮想化環境にサービスを素早く配備する必要があります。個々のOSSを人間が手動で構築し、サービスを展開することも可能ですが、OSSスタックや連携が複雑になると、構築やメンテナンスの工数が増える傾向にあります。 特にOSSの場合、各種OSSのバージョンの組み合わせによって動作が不安定になる場合や、サービスが稼働できない場合もあるため、OSSの組み合わせの事前検証作業は重要です。また、利用するユーザーアカウントや設定ファイルの記述の整合性チェックにも手間がかかります。例えば、Webサーバー、
![[実践編] MaaSとJujuによるOSS配備、Ubuntu Serverの運用・管理(後編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0429963c60db2c7f2f7ab2c5da3623d57637affb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fthinkit.co.jp%2Fsites%2Fdefault%2Ffiles%2Fmain_images%2F4697_main_6_8.png)