2008年6月16日のブックマーク (4件)

  • 2006-01-31

    最近、少しずつ諸方で「帰属処理」と「切断操作」という概念の名前を聞くようになりました。社会学の概念ということで宮台真司の名前とともに語られたりしています。 直近のこの言葉の流布は、opemuさん@opebloの「僕達も共犯ではなかったのか」(リンク)という話題となった記事が元ではないかと思いますが、この記事以前からも宮台氏絡みで聞くことはできた言葉だと認識しております。 僕が、この話を聞いて思い出すのは、宮台真司さんが言っていた帰属処理と切断操作の話だ。何か訳のわからない事件が起こり不安になった時に、「こいつ」「こいつら」が悪いんだと是が非でも何かのせいにするのが帰属処理で、この「こいつら」は普通の生活を送っている僕達とは違うんだと、自分とは無関係な地平に押し込めて安心するのが切断操作。 … 結局は、宮台さんの言葉を借りれば、「どこの国でもメディアが帰属処理と切断操作を提供するのは変わらな

    2006-01-31
  • 切断操作 2008-06-16 - uumin3の日記

    はてなダイアリーのキーワードで出てくる「切断操作」という語には、宮台真司の著作の引用とともに「社会学の概念。共同体に特有な問題処理の作法。」という説明がついています。しかしこのタームが宮台氏独自のものであって、社会学の文脈で検討され通用している言葉ではないんじゃないかということを2年以上前に書いたことがあります。 →「帰属処理と切断操作?」 →「再考」 未だにこの印象は変わっておりません*1。 まず大元で押さえておくべきこととして「帰属 attribution」という社会学用語の用法があります。 人が、自己や他者の行動を含むさまざまな事象に対して、その原因を推測する過程。さらにそれを通じて、環境内の人や事物が持つ固有の属性、傾性(desposition)に関する推論を行う過程。言い換えればこれは、社会的な事象や行動の意味を解釈する過程であり、社会的相互作用を媒介する認知過程として、きわめて

    切断操作 2008-06-16 - uumin3の日記
  • 「オタク」は加藤智大を切断処理なんてしてないと思うよ。 - 想像力はベッドルームと路上から

    あのころは加藤智大がいた - 過ぎ去ろうとしない過去 ま、「切断処理すんな!」というテキストの冒頭が『オタクを叩くマスコミ叩きに余念が無いはてなオタククラスタのみなさん、いかがお過ごしですか。』というある種の切断作業から始まってる時点で微妙なんだけど、 普通のオタクは良識のある市民であって通り魔などしないだとか、両親は悪くない大人なんだから全責任は容疑者に、とか言ってませんか? ぶっちゃけ、容疑者を切断処理してませんか? とりあえず、独立した個人が自分の行為に責任を持つ、というのは社会の基ルールだから別におかしくないよね。それを求めることを「切断処理」とは言わない。 それを越えた部分、例えば不安定な労働形態やそれを強いる社会状況などに起因する問題は個人で処理するには大きすぎるから、社会全体の問題として捉え、全ての人が責任をシェアし同様の事件が起こらないようにする、というのは必要な処置だと

    「オタク」は加藤智大を切断処理なんてしてないと思うよ。 - 想像力はベッドルームと路上から
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    早春とフィルム写真 カラーネガフィルムとはなんとも不思議なメディアで、その季節の陽光だとか湿度が写真に乗ってくるような気がする。 冬の写真は暗くかさついているし春の写真は霞がかって見える。夏の写真は湿度100%に近い空間を貫いてくる強い太陽光がフィルムの乳剤面に記録されてい…

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