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  • 自白事件と否認事件と冤罪事件 - モトケンブログ

    三つ並べましたが、自白事件と否認事件は対になる言葉ですけど、冤罪事件は別の観点からの言葉です。 議論の整理のための基礎知識として簡単に説明します。 分かりやすくするために捜査段階の話は省略していますが、基的な考え方は同じです。 刑事裁判を大きく二つに分けますと、自白事件と否認事件に分けられます。 これは被告人の裁判に対する姿勢または主張の違いによる区別です。 現在の裁判というのは、対立する当事者がそれぞれの主張をぶつけ合い、裁判官がどちらの主張がどの程度正しいかを判断して裁判するという構造を持っています。 刑事裁判では、まず検察官が、被告人はこれこれこういう犯罪を犯した者である、という主張を行います。簡単に言うと、起訴するということです(手続的には起訴状朗読ですが)。 この段階では、あくまでも検察官の主張にとどまります。 検察官の主張というのは、検察官の言い分であって、それ

  • 痴漢冤罪と最高裁無罪判決と痴漢防止 - モトケンブログ

    (前置き) ここでは「冤罪」という言葉と「無罪」という言葉を特に区別して使っていません。 引用文献などで必ずしも区別していないと思われるものがありますので、「人違い無罪」という意味で理解してもらえればいいと思います。 一般に「痴漢」と言われてる場合には、罪名的には二つの場合があります。 1 「迷惑防止条例違反」(または単に「条例違反」) これは、各都道府県の条例(リンク先は少し古いかも)で定められた罰則違反のことでする 罰則の例として東京都の「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」の第5条を見てみますと 何人も、人に対し、公共の場所又は公共の乗物において、人を著しくしゆう恥させ、又は人に不安を覚えさせるような卑わいな言動をしてはならない。 と規定されており、その罰則は、「六月以下の懲役又は五十万円以下の罰金」(常習者は「一年以下の懲役又は百万円以下の罰金」)です

  • 報道の意図と影響を考えさせられたニュース - モトケンブログ

    この朝日と読売の記事の見出しは何を言いたいのだろうか? この親子がどのような生活をしていたのかよくわかりませんが、毎日は(病院に行っていたと言っていた当時の報道ですが) 自治会関係者によると、田之口さんは約1年半前に入居し、質素な暮らしをしていたという。 地域の福祉関係の女性は「母子4人が団地内の芝生の上で遊んでいる姿をよく見かけた。仲が良い家族だったのに」と残念そうに話した。 と報じています。 これは、出火当時、母親が病院に行っていたかパチンコに行っていたかに関わりのない情報です。 出火当時にパチンコに行っていたとしても、質素な暮らしではなかったとは言えませんし、子育てを放棄して自己中の遊び三昧の生活をしていたというわけでもなさそうです。 毎日の記事にもバイアスがかかっている可能性はありますが、この母親が悲嘆に暮れているとすれば、この朝日と読売の記事は母親の心にどれだけ深く突き刺さった

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