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  • 拉致問題――解決への道 和田春樹のホームページ

    1 安倍内閣の取り組み 安倍晋三氏は拉致問題という十字架を背負った政治家である。平壌首脳会談に同席して、拉致問題での謝罪がなければ、平壌宣言に署名すべきでないと主張した。その後は生存五人の帰国者を平壌には返さないという方針を決め、交渉の断絶を招いたが、終始一貫北朝鮮への「圧力」を主張して、国民の人気をかちえ、後任首相の座を獲得したと言っていい。 昨年九月安倍内閣が成立すると、安倍首相は、拉致問題の解決を内閣の最重要課題として掲げた。拉致問題担当大臣を置いて、塩崎官房長官をこれにあてるとともに、中山恭子氏を拉致問題担当総理大臣補佐官に任命した。内閣発足の三日後には、首相を部長、官房長官を副部長とし、全閣僚を部員とする「拉致問題対策部」が設置された。 一〇月一六日に開かれた同部の第一回会合で「拉致問題における今後の対応方針」が決定された。「拉致問題の解決なくして北朝鮮との国交正常化はあ

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