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  • 第48回講談社漫画賞 受賞作発表!! 講談社 今日のおすすめ

    講談社では、日漫画の質的向上をはかり、その発展に寄与するため、昭和52年から「講談社漫画賞」を設けて、毎年最も優れた作品を発表した漫画作家を顕彰いたしております。年度の漫画賞選考委員会は5月14日に開かれ、「第48回講談社漫画賞」少年部門・少女部門・総合部門の3部門を決定いたしました。講談社漫画賞のシンボルとして山形博導氏制作のブロンズ像「MEMORY」が受賞者に贈呈されます。 選評 安藤なつみ 今回初めて審査に加わって選考会の熱を肌で感じることができました。 少年部門は定番のバトルを個性的な絵と多彩な技で魅せてくれる『ガチアクタ』に票を入れましたが、やはりこの傑作を無視できないと『葬送のフリーレン』に決まりました。 少女部門は全作素晴らしく、読んでいる間ずっと幸せでした。その中で、まだ3巻なのにキュンが止まらなかった『きみの横顔を見ていた』に気付いたら1票を入れていました。どの恋も

    第48回講談社漫画賞 受賞作発表!! 講談社 今日のおすすめ
  • 「神社」とは何なのか? アニミズムから靖国まで、神道の謎を追う 講談社 今日のおすすめ

    「神道」という文字はどう発音されてきたのでしょうか、これがこのの最初の問いです。 ・「神道」の語はもとは中国で用いられていたのが、そのまま古代日に導入されたもので、その読みも当初は濁音で「ジンドウ」であった。 ・その意味するところは、「仏教下の神々をさす仏教語」である。 ・この「神道(ジンドウ)」が室町期、14世紀ごろの日で、清音表記による「シントウ」へと転換したのであって、それは「神」の語の集合名詞から抽象名詞への転換にともなうものであったと考えられる。 これらを明らかにしたのはノルウェー・オスロ大学のマーク・テーウンでした。彼は「神道(シントウ)」は「自然発生的な日固有の民族的宗教」と考えられてきた(いる?)常識の誤りを指摘したのです。 テーウンが提起した「神道」の読みや語義の問題を踏まえて、日の宗教全体のなかで神道がどのような位置を占め、どのような役割を担わされたかを追求し

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  • 女子が「理路整然」と話すメリット、「可愛げ」をとるリスク 講談社 今日のおすすめ

    このには、「お母さん、お母さん、今日、宿題やっていかなかったんだけど、田中先生、全然怒んなかったんだよ」という子どものセリフが出てきます。この言葉には、宿題のことはあまり意味をなさず、「田中先生は優しいから好き」という気持ちがこめられているのだと書かれています。 なぜこんな風に子どもがまどろっこしい言葉を使うかというと、「子どもに代表される社会的弱者は、他者に対して、コンテクストでしか物事を伝えられないからだ」そうです。ここでいうコンテクストとは、前回、前々回のレビューでも出てきましたが、ひとりひとりの言葉の使い方の違い、あるいは一つの言葉から受けるイメージの違いのことです。 この一文を読んで、自分のことを振り返りました。私自身は、今でこそ言いたいことを言えるようになりましたが、その昔は、なかなか思ったことが言えませんでした。もちろん、OLとして働いていたときは、周囲の女性の同僚よりも言

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  • 意味深で油断ならん。鬼才・石黒正数の『天国大魔境』が早くも話題に!|今日のおすすめ|講談社コミックプラス

    読もうぜ『天国大魔境』 少し前にバラエティ番組で「やっぱり上戸彩芸人」という名の上戸彩大好き特集があったが、私にとってアフタヌーンは「やっぱりアフタヌーン」だ。続きが気になって気になってハゲそうになって、しかも既刊はまだ1巻のみと気づいて「マジかー!」と頭を掻きむしってしまうマンガ。そういうのはだいたいアフタヌーンに載っている。 『天国大魔境』も「やっぱりアフタヌーン!」だった。全ページを「見落とすまい!」と読ませ、待つのが嫌いな私を「待つ女」にアッサリ変えてしまった。嵐の海をゆく大船に乗った気持ちだが、1人で待って、1人で読むのは、絶対もったいない。 美しき謎の「施設」と「崩壊した日」 物語の舞台はふたつ。閉ざされた謎の「施設」と「崩壊した日」だ。どちらの世界も美しく、謎にあふれ、おまけにまったく油断ができない。だから1人じゃもったいないのだ。 まず「施設」について。ヨーロッパの寄宿

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  • 美しすぎる「暗号」のエロティシズム──人類数千年の叡智を1冊に 講談社 今日のおすすめ

    骨太な一冊だ。だいいち、見た目からして厚い。帯には「日暗号学の不朽の古典」とも謳(うた)われている。ある分野で金字塔とされる大著は得てして、門外漢にとっては退屈な話ともなりうるから、身構えてしまう人も多いだろう。しかし、書に限っては、まったくの杞憂。文系であれ、理系であれ、そんなことは関係ない。どちらにも門戸を開き、楽しい教養の旅とへ誘ってくれる好著となっている。 書が扱う「暗号」のフィールドがとにかく広いことに驚く。一般に、暗号の定義は「意思の伝達を第三者に秘匿すること、あるいはその方法」とされているようだが、著者はこれを額面通りには受け取らない。「コトバを知らないものにとっては、コトバの使用そのものが秘匿の効果をもっていた」のだから、「コトバ」はすでに暗号だというのが著者の「暗号」観だ。「万葉集」の表記法しかり、フレイザーの『金枝篇』に記された未開社会の神話・古代信仰おける名づけ

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