ブックマーク / shirousagi.hatenablog.jp (9)

  • 葬儀だけでは、いのちの大切さは伝わらない - ウェブ1丁目図書館

    人は、無宗教の人が多いと言われています。 確かに日常生活の中で、宗教を意識することは少ないです。初詣や節分など、何か宗教行事がある時にちょっと参加してみるといった程度の関わりはありますが、それら行事への参加も、宗教をあまり意識していないのではないでしょうか。 ただ、葬式の時だけは、仏式で行われることが多いため、ほとんどの日人が、一生のうちで仏教と関わる機会を持っています。でも、現代日人にとって仏教とは葬式仏教であり、無意識のうちにお寺も葬儀会社も同じようなものと捉えているように思います。 人の死が寺にとっての重要な収入源 現代日人が仏教と関わる機会は、多くの場合、葬式や法事だけですから、お寺の収入も葬式や法事に依存している場合がほとんどです。 檀家からの寄付も、お寺の収入源ですが、それも葬式や法事と関係していることが多いですから、お寺は、人の死なくしては存続するのが難しくなってい

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  • 無宗教だと思っている人が多い社会ほど宗教が浸透している社会 - ウェブ1丁目図書館

    現代日人は、無宗教だと言われています。 しかし、クリスマスを祝ったり、正月に初詣に行ったり、節分の日に豆撒きをしたり、お盆に墓参りをしたりと、様々な宗教行事に参加する人が多いので、現代日人が無宗教だとは言い切れません。神や仏を信じないと言っている人でも、これら行事に参加していることを考えると、多くの現代日人が何かしらの宗教の影響を受けながら、日々、生活していることはまちがいありません。 ところで、日人は、いつから宗教と関わるようになったのでしょうか。 神と仏の一体性 日人が宗教と関わるようになったのが、いつからなのかは定かではないでしょう。文字を使うようになる前から宗教が日人の社会に根付いていたのなら、日人の宗教の起源を知ることは困難です。 仏教学と日思想史を専門とする末木文美士さんの著書「日宗教史」では、後の宗教史に最も影響を与えたのは古事記と日書紀だと述べられていま

  • 失業者を減らすには収入減少を正社員が受け入れる必要がある - ウェブ1丁目図書館

    経済学では、需要と供給という言葉がよく出てきます。 一般的にはモノやサービスについて需要と供給の関係が論じられますが、雇用に関しても需要と供給の関係で雇用量や失業者数が決まります。したがって、失業率改善においても需要と供給について議論しなければなりませんが、ニュースを見ていても、雇用に関して需要と供給という言葉が出てくる頻度が少ないように思います。 失業が発生する理由 日経済新社編「やさしい経済学」では、経済学の基的な内容が解説されており、初学者でも比較的理解しやすい内容となっています。同書では、失業問題についても簡単に触れられており、雇用量が需要と供給によって決まることが説明されています。 人を雇うのは企業であり、働くのは労働者です。そして、企業が労働者を雇いたいというのが労働需要であり、労働者が働きたいというのが労働供給です。労働供給が不足している状況では、企業は多くの賃金を支給し

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  • パンゲアの崩壊と哺乳類の進化 - ウェブ1丁目図書館

    現在、地球上を支配している生物は人間です。 科学技術を身に着けた人間は、自分よりも大きな生物に立ち向かうことができますし、目に見えない小さな細菌やウィルスとも戦うことができます。 人間は、イヌやネコと同じ哺乳類です。なぜ、人間が地球上を支配できるようになったかを知るためには、まず哺乳類がどうやって進化し続けてきたのかを探る必要があるでしょう。哺乳類の進化がなければ人間が誕生することはなかったでしょうからね。 恐竜の絶滅こそが哺乳類の夜明け 地球上には、様々な種類の哺乳類が棲んでいますが、今から2億年前のジュラ紀には恐竜が地球上を支配していました。 しかし、白亜紀末に地球上から恐竜は姿を消します。巨大隕石が地球に衝突したことが、その原因だと言われています。恐竜たちにとって巨大隕石の衝突は不運でしたが、哺乳類にとっては神が救いの手を差し伸べたと言えるでしょう。これまで、恐竜たちの料であった哺

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  • 科学は宗教より遅れている - ウェブ1丁目図書館

    19世紀以降、科学は目覚ましく発展してきました。 テレビ、インターネット、携帯電話でできることは、200年前では神の領域とされていたのではないでしょうか。テレビもインターネットも携帯電話も、テレパシーで遠く離れた人に何かしらの情報を送っているのと同じようなものです。 このようなことができるのは、神さま以外にない、いたとしたらそれは魔女だ。 19世紀より前であれば、そのように考えていたかもしれません。 科学の進歩は人間を神に近づけたと言えそうですが、まだまだ神と比較するほどの力を持っていないでしょう。それどころか、宗教で数千年前にわかっていたことをつい最近になって科学が証明できるようになってきたばかりです。科学は、まだ宗教の足元にも及ばないのです。 宗教ではすでに答えがわかっている 21世紀初頭、世界の多くの国で狂牛病が問題となりました。狂牛病の原因は、廃棄された牛から作った飼料「肉骨粉」を

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  • よくわからない統帥権が支配した国 - ウェブ1丁目図書館

    が第2次世界大戦に突入した理由は一つではなく、様々な要因が重なり合った結果だと思います。 その様々な要因の中には、統帥権もあったでしょう。現代日は法律が整備されているので、特定の誰かの意思のみで国の行方が左右されることは少なくなっていると思います。ところが、戦前の日では法律よりも統帥権が優先する状況にありました。 統帥権は幕末までさかのぼる 作家の司馬遼太郎さんは、「この国のかたち」の4巻で、戦前の昭和史が滅亡にむかってころがっていった頃から、統帥権が無限・無謬・神聖という神韻を帯び始めたと述べています。 このころから、統帥権は、無限・無謬・神聖という神韻を帯びはじめる。他の三権(立法・行政・司法)から独立するばかりか、超越すると考えられはじめた。さらには、三権からの容喙もゆるさなかった。もう一ついえば国際紛争や戦争をおこすことについても他の国政機関に対し、帷幄上奏権があるために秘

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  • 立ち上がった人類に待っていたのは冷え症 - ウェブ1丁目図書館

    夏に冷房の中に長期間入っていると、冷え症になることがあります。特に女性に冷え症は多いですね。 冷え症の対策については、家庭医学書の類を読めば書いてあります。しかし、それらはどれも対症療法でしかありません。なぜなら、冷え症が起こる仕組みは、人間が二足歩行を開始したことが理由なのですから。 体内にできたナイアガラの滝 多くの動物が四足歩行で移動します。人間もかつては四足歩行だったのですが、ある時立ち上がって二足歩行に進化しました。もしも、人間が四足歩行を続けていれば、もしかしたら、冷え症で悩む女性の数は今ほど多くならずに済んだかもしれません。 獣医学博士で獣医師の遠藤秀紀さんは、著書の「人体 失敗の進化史」で、人間の心臓や血管といった循環系をナイアガラの滝に例えています。 そもそも四足動物の場合は、背中とお腹が地面に対して水平なので、心臓から吐き出された血液も上下動せずに水平に流れます。ところ

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  • 社会人になって読書習慣がないなんてありえない。自己形成に読書力は必須。 - ウェブ1丁目図書館

    最近、は別に読まなくてもいいものといった風潮があります。 しかし、この風潮に完全に反対しているのが、齋藤孝さんです。齋藤さんによると、は絶対に読まなければならないもので、読書は習慣化すべき「技」だと考えています。 僕も、斎藤さんの考え方に賛成です。社会人になって読書習慣がないなんてあり得ないと思っています。 娯楽の読書読書ではない 読書習慣があるとはどういうことでしょうか? 齋藤さんの著書「読書力」の中の言葉を借りれば、「多少とも精神の緊張を伴う読書」を継続的に行っているということになります。つまり、単なる娯楽のためだけにを読むのではなく、ちょっときついけれども楽しいという感覚がある読書を習慣化することを読書習慣といいます。 なので、この場合、娯楽目的で読む推理小説は、読書とは言いません。漫画や雑誌も基的に読書とはなりません。斎藤さんの線引きでいうと、ヘッセや夏目漱石のような名作

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  • セブンイレブンが特定の地域に集中的に出店し工場を分散配置する理由 - ウェブ1丁目図書館

    のコンビニを代表するセブンイレブンは、全国にたくさんの店舗を持っています。 でも、47都道府県すべてに店舗があるわけではありません。これは有名な話ではあるものの、意外と知られていなかったりします。セブンイレブンが、全都道府県に出店していない理由は、同社が採用しているドミナント戦略と深く関係しています。 長年セブンイレブンを取材してきた緒方知行さんの著書「セブン-イレブンのビジネス・イノベーション」によると、ドミナント戦略とは、一言で言えば、特定の地域に集中的に出店することです。 なぜ1日に弁当や総菜を3回生産し3回配送するのか? セブンイレブンでは、商品を1日に3回、店舗に配送します。弁当や総菜に関しては、配送に合わせて3回生産されます。 1日に1回生産、1回配送に比べると、物流コストが3倍多くかかることになるので、3回配送は利益を圧迫する原因になると思いますよね。普通に考えれば、午前

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