安倍首相は「物価目標2%」を掲げています。そこで、誰しも疑問に思うのが「物価と賃金の関係性」ではないでしょうか?*1この疑問に答えてくれるレポートが内閣府で公開されています。 008 賃金の動向とその物価への影響について(内閣府 マンスリー・トピックス)*pdfファイルです このレポートのいいところは2000年から2010年までの動向を分析しているところ。つまり、ここで分析されたことはだいたい今でも適用できると考えられます。 というわけで、いくつか気になった図と最後のまとめの部分を引用。 このグラフを見ると、どうやらパート(非正規雇用)の方が一般よりも物価の上昇に対してかなり敏感に反応している。……うーん、こう書くと誤解を生むかも。一般的にサービス物価の上昇要因としては賃金の上昇が大きいと言われている。つまりここで起こっていることは パート(非正規)労働者の需給逼迫→パート(非正規)労働者