ブックマーク / yoghurt.hatenadiary.com (4)

  • 親の愛が社会をガチガチにする - 未来の蛮族

    だいたいね、もう21世紀になって何年もたっているんだからさ、その辺のおっさんやおばさんだって、それは相当に自由な考え方を身に付けているはずなのである。はるな愛や椿姫彩菜といったような人々がお茶の間の人気者になるような時代だ。そうじゃなくっちゃ嘘だろう*1。 隣人がどのような生き方を選択していても、いちいち口を騒ぐような必要はないし、法律や制度だってもっと様々な人たちの権利を認めていくように変えてしまって構わない。そのように考える人は、20年前よりもずっと多くなっているはずだ。にも関わらず、僕らの暮らすこの社会は、まだそれほど自由なものにはなっていない。最近、また、息苦しさが増してきているような気さえするほどだ。それは何でよって話しよ。ひとりひとりは、自由な考え方をもっているはずなのに、何で社会は自由でないのって話よ。 結局のところ、それは未だ僕たちがそれほど自由ではないからなのだと思う。と

    親の愛が社会をガチガチにする - 未来の蛮族
  • 理科室の情事 - 未来の蛮族

    僕がバンド*1のボーカルをクビになって、どれくらいの月日が流れたことだろう。 はっきりとしたことはわからないけれど、僕はその間ずっとさびしかった。ずっとさびしかったのだ。 それではと、ブログを通じて女性にモテようともくろんでいたのだけど、それさえまるでうまくいっていない。 僕の調査によれば、当ブログの読者のうち、女性の占める割合はわずか4%に過ぎないのだ。 それもこれも、すべては僕がボーカルにクビになってしまったせいなのだろう。 ドラマーには敵わないとしても、ボーカルといえばバンドの華、最も女性にモテる存在だといっていい。 僕だって、ボーカルでありさえすれば、女性読者を40%ほどは確保できたはず。 でも、僕を受け入れてくれるバンドなど、もはやどこにも存在しないのだ……。 さびしくて、さびしくて、胸が張り裂けてしまいそうになった僕は、バンドの新ボーカルである新ボーカルであるマンモス太郎くんに

    理科室の情事 - 未来の蛮族
  • 日常の無責任 - 未来の蛮族

    ばらの花を、買った。時代錯誤なほどに赤いばらだ。そんなの柄じゃないのは承知の上だし、おれの方だってべつだん赤いばらが好きなわけじゃない、好みで言うなら白に少し緑色がまじったような色合いがおれは好きなんだ。じゃあなんで買ったんだっていうと、そりゃたんに安かったからだ。渋谷の駅前で、一輪百円でばらを売っていたんだ。二輪買っても、週刊少年ジャンプより安い。いい買い物をしたはずだけど、帰りの電車でばらを持って買えるのは、ばかみたいで恥ずかしかった。 日常を生きろとか日常に帰れとか、最近はそんなことがよく言われているような気がするけれど、そんなの実に簡単なことで、わざわざそうしようとしなくとも、あるいは、そうはしたくないと思ったところで、否応なしにおれの感覚は日常に飲み込まれてしまう。 この大災害にあっても週刊少年ジャンプは一週間しか休まなかったし、福島原発一号機のメルトダウンが公になった今週にも、

    日常の無責任 - 未来の蛮族
  • せめて、もっと人殺しの顔をしろ - 未来の蛮族

    TVでは、芸能人が我々に呼びかけている。「デマに騙されないようにしよう」ずいぶんと難しいことを言ってくれる、とおれは思う。デマに騙されようと思って騙される人間はいない。みな、正しいことをするつもりで間違えるのだ。 芸能人たちはこんなことも言っていた。「被災者の気持ちになって考えよう」確かにこれは大事なことだ。けれど、難しい。とりわけおれのような人間にとっては。おれは頭が悪いから、福島の原発について、土地を奪われた人間の気持ちをほんとうには想像することはできない。ただ、自分に置き換えて考えてみることしかできない。 もしも、自分の住む街に原子力発電所があったらどうだろう? 自分の故郷が、放射性物質に汚染されてしまって、二度と帰ることできなくなってしまったらどうだろう? しかも、その原子力発電所は遠く離れた東京に電気を供給するための施設なのだ。なぜ、自分たちだけが、東京の犠牲にならなければならな

    せめて、もっと人殺しの顔をしろ - 未来の蛮族
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